らしくあるということ


"すき"は何も変わらない

前書きとして自分の中にある"すき"は何も変わらないということ
変化するのは"時代"であり
そして"環境"である

ここ数年考え続けている
2010awコレクションデビューした"きりとる"というコレクション
それ以前にブランド自体はスタートしていたのが、衣装家になりたかった僕が始めたきっかけは自分が着たい服にサイズがないという理由だった。

 
当時は今より15キロ程痩せていて180近い身長に53キロの僕はもっぱらウィメンズの服を着て足りない袖丈は腕捲り、足りないパンツ丈はロールアップするというのが定番。

っなら!!っとそんな感じでスタートしたのがSISEのはじまり。
ウィメンズを着ていた名残なのか
トップスの着丈は短く肩幅は狭いが袖丈は長い。
パンツは腰回りのすっきりしたワイドパンツ。
(余談だけどスタート時から人気でよく売れたドロップポケットパンツは腰回りすっきりだけどワイドに!をどうすればいいのか!と毎日風呂上がりに自分でパターンーひいて数ミリの線に悩んでいたのを今でも鮮明に覚えてる)
いつの間にか定番になっていたシルエットはこうして生まれました。

 

2010aw "きりとる"

2010aw "きりとる"
今でも一番らしいな!と、思う好きなコレクション。


あれから10年以上が経ち、若さが持つ"無知"という恐れを知らない好奇心は多くを与え、また奪ったのも確かです。
それでも時間は経ち、僕ももうすぐ42になります。

もぅ一度、らしくあるということを考えてたここ数年

皆の心の中にある琴線に何が触れて共感をよび共鳴していたのかを感じ
"らしくある"というこを視たコレクションです。


自分の中にある
自分の中にしかない
"好き"は他の誰にも分からないが
伝えることは出来る

松井征心


2023AW COLLECTION

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